キャノピーはよーく乾燥させたらランナーから切りはずして、瓶のふたのエッジなどに両面テープで固定します。
こうすると取り回しが楽です。

まずは枠の内側に相当する色を外側の枠に沿って塗っていきますが、大切なのはその艶加減です。
まず絶対につや消し塗料で塗ります。
つや消し添加剤などでちょっと強めのつや消しにしておきましょう。

なぜならつや消しの部分には上から色を塗るときに食い付きやすいためです。

そしてつや消し添加剤は多くの場合水溶性だからです。
水には簡単に溶けます。いっぽう薄め液などには堅固です。絵の具皿に残った塗料も
つや消しのところはすぐに水で綺麗になりますね。

重ね塗りするときには塗料には強いので安心でしょ。

当然、水を含んだつまようじだとキャノピーを傷つける事もなく簡単にはみ出した
ところを綺麗にふき取れるのです。

ドイツ機をはじめ多くの戦闘機のキャノピーの枠の内側は暗いグレーなので、
つや消しのダークグレーは超大量に作っています。

グレーつや消し、アンチフラッシュホワイト、モンキーローズと重ね塗りをしたところで
10分ほど乾燥させます。
一晩とか乾燥させると剥がしにくいので10分から20分がいいようです。

濡れたつまようじではみ出したところをはぎ取りました。
強い力で派がさないようにね。
万一傷つけてもコンパウンドで綺麗にしていけるので大丈夫。

それでも心配な人は要らない透明ランナーで練習してはどうでしょう。


自分はすべての飛行機のキットをこの方法で塗っています。
マスキングは少なくともキャノピーのフレームを塗るのには使わない技法かもしれません。

次回は迷彩の方法について書いていきましょう。