ボディはクレオスの25番ダークシーグレーをベースに数色を調色して用いている


ブラウンはオレンジとダークグレーの入った2種類を用いて色を置いていく。
ひとつの色も単色にせずに部分的変調をするわけだね。カラーモジュレーションとか英語で難しく言う人がいるが、「絵画的に塗装しようと思えば
自然と色を沢山使う」という意味です。


多く入れすぎたブラウンの部分をまたグレーで消していくように色を置く
この繰り返しで解像度が上がっていく
デカールを貼る場所の確認のために1983年版オリジナルの下半身と比較
胴体側のスプリングの取り回しが太いほうと細いほうが逆の位置に配線なので
オリジナルと同じ工作をしたい人は穴の大きさを調整するんだろうなあ。

右は1983年版オリジナルの砲塔

筆塗りだと塗装が厚くなりエナメル系塗料によるプラの劣化を防げる
これがオリジナルを30年近く維持できた理由でしょう

SF3D連載当時のホビージャパン編集部で完成品が
エアブラシで薄く塗装したパーツにエナメル系塗料がしみ込んで分解していたのを見て
塗装を厚くするようになりました。
エアブラシでも筆でも好き方法で完成させればいいのですが、長持ちさせたい場合は
筆塗りで下塗りをしておきましょうね。

もちろん1983年も2010年もクレーテの仕上げは
タミヤのエナメル系塗料を使用します。
薄塗りの人は真似しないようにね。


トップに使っているタミヤのフラットアースは金属フタの当時使ったそのもの
物持ち良すぎ

次にフラットブラックでシャドウ部分と擦れていくところに色を置く
同じ色で、ウォッシング塗りとドライブラシ塗装をする
塗料は希釈濃度の変化に応じてどうにでもなる

続く