お待たせしました。SF3Dクロニクルズです。
当時の読者のみなさんを含めてすべてのスタッフの皆様、たいへんお疲れさまでした。
そして、これからもよろしくお願いします。
また四半世紀前の自分にもご苦労様と言っておきましょう。
そしてこれからもよろしくお願いしますよ。
出版を記念してサイン会を開催してもらう事になりました。
9月4日(土曜)14時から15時まで模型ファクトリーさんにて
先着100名様にサインをさせていただきます。
他の書店等ですでに購入された方は当日模型ファクトリーさんで指定商品を
お買いあげいただければサイン会整理券をお渡しできるように
していただきました。
激暑い日が続いていますが、東京近郊の方はぜひお越しください。
さて、すでにお手元に届いている人も、これから手に入れる予定の人にも
この本の楽しみ方をいくつか紹介しますので参考に。
2冊構成にするときにちょうどグラジエーターの回が中間地点にあたるので
これを一巻目の最後にするか、二巻目の巻頭にするかを相談されました。
もちろん初代編集担当の市村氏が構成した記事ということで区切れば
一巻目の最後になるわけですが、それでは長いストーリーとしてまったく
盛り上げることがない構成になってしまいますね。
グラジエーターの回を見てもらえばわかりますが、火薬を使ったビデオ撮影という
過剰な手間をかけたものになっています。
異常に盛り上がって撮影した回で痩身の写真で構成されたフォトストーリーは今見ても
かっちょいい。
この号のあと市村氏は退社してモデルグラフィックス誌を立ち上げるわけですね。
次の担当さん(電撃ホビーマガジンの初代編集長の佐藤氏)がSF3Dの記事を引き継ぎます。
つまりドラマの後半の出だしとしてこれほど面白いページはないと考えて
この構成にしました。
文字原稿は市村氏がわしの博多弁と松本州平氏の岡山弁をごっちゃにしているため
「何々しとるでぇー」というような絶対言わない表現になっていてそこが笑える。
つまり多くのコメントはわしの言ったことを市村氏が口述筆記していたということが理解
できる。
当然その方法では製作記事自体も今ほど、うまく説明できてないので、
やくにたつ技術は期待しないほうがいいでしょう。
それでも当時のデザインや工作のレベル、そのパッションは、他の水準を圧倒してあまりあるものだったと
確信しています。
その伝えそこなったところだけはこれからも上手く解説していこうと思っていますのでご期待ください。
昔からのファンの方はまずは当時の空気に浸って、若い頃の自分に会いにいってください。
新しいファンの人はお父さんたちの楽しんでいた時代を感じてください。
これがこの本の最初の楽しみかたです。
ひとつ注意しなければいけないのが、夢中で読んでいると
最新の広告と当時の広告がごっちゃになってしまうことでしょう。
昔の広告に反応して慌てて注文などしないようにしましょうね。
写真を見てもその大きさに驚きます
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