ホビージャパン誌1982年12月号に掲載したSAFSは、
そのレジン複製品をいくつか、読者プレゼントすることになった。

それに応募してきた数千枚のハガキの山を見て、
プラモデルのキットにする事が決定したと
言っても過言ではないでしょう。

当時若者だったわしや
中学生だったファンの人とこの感覚を共有した
ものでした。

つまり、今こんなに多くの製品としてのマシーネンクリーガーが普及する最初のきっかけとなったのが
この作品なんです。

わしは物持ちがいいので、当時の作った作品はそのままなくさないで
持ってます。

作ったときから30年たった昨年、
このオリジナルを見ながら
「これをそのままいくつかファンの人に手にとってもらえる製品にしませんか?」
という提案をマックスファクトリーの代表 渡辺君から受けました。

「え、わし一人でたくさんこれを塗装するの?」
って思わず聞いてしまいましたが、それは杞憂でした。

待つこと半年、出来上がってきた製品の写真が下の製品です。

色や筆の運び、造形中に出来た傷や指紋もそのまま残っているほどの
精密な鋳型でわしが見てもどちらが当時作ったオリジナルか
判別できないクォリティーです。

そもそもオリジナルがウレタンでの複製で成立しているので、製品というよりわしの作品です。
いわばこれがオリジナル作品と言ってもいいでしょう。

今回は30年周年を記念しての配布です。
今後オリジナルの造形を配布することは予定していませんので、ぜひこの機会をお見逃しなく。

予約 販売はこちらでお願いします。

100%横山宏、ここに解凍なのだ。


撮影 石塚真氏