さきほど我が家に到着した商品見本を開封してみました。

なんとプラの色をグレイグリーンに変更してあります。
右が初版のダークアースのものですね。すでに発売されているキットはこの色ですね。
逆に今回のグリーンバージョンが発売されたあとには貴重なカラーになるのかもしれません。

昔からプラモデルで一番重要な事はモールドされたプラの色だと確信していました。
今でもこれは間違っていなかったと思います。
色だけで購入や制作のモチベーションが上がったりも、下がったりもするので
彩度ゼロのグレーのプラでだけは絶対に作らないでください。メーカーさま。

一時期、飛行機のキットのプラの色が暗いだの明るいだのとメーカーにクレームを入れた人がたくさんいたそうです。
グレーのプラでこさえてくれと言う意見もかなりの数、あったそうです。
その意見を聞いてからプラの色をグレーにしたそうです。
はたしてグレーになったプラモは、みんなどんどん完成して、キットもがんがん売れるようになったでしょうか?
全然そんな事はありませんでした。

そのあたりからプラモデルの衰退が
始まったのではないかとと思います。

なぜなら、グレー、灰色はもっともやる気をなくす色だからです。

色が塗りやすいので、グレーがいいと言う意見もございましょうが、色なんて塗らないって人にとって
零戦のキットはグリーンのほうがいいのです。
その昔、内外の多くのメーカーはドイツ機をライトブルーでモールドしてあって
すごくきれいだったのを思い出します。
というか、今でも、中古で買うのは色のきれいなキットです。

そもそも店頭で箱を開けて買う気をなくす色でどうするって事ですね。
なんとか、がんばってそのプラモを買ったとしても家に帰って
また箱を開けるとグレーのキットが入っています。
それじゃあ、ふたをしてしまうのも無理はないでしょう。
なんせ箱絵はカラーなので、箱を見てるほうが楽しいですもんね。

何度も繰り返し言って申し訳ないのですが、グレーのプラもそれ以外の色のプラもまったくお値段ご一緒だそうです。
また、これは自慢ですが、ファインモールド様のプラの色もグレーからそうじゃない色に変えてもらったのも
わしのお願いでした。
箱絵を描かせていただいたBF109からグレーをRLM02にプラ色を変えて欲しかったのですが
間に合いませんでした。
その後のキットでRLM02になったものはそういう理由だったのです。

パーツ構成は変えていません。透明パーツも入っていて、もちろんグスタフとして組み上がるようになっているのでご安心を。



そんな事よりメルジーネのインストです驚いた事にインクもダークアースからグレイグリーンになっていました。まったく知りませんでした。


そもそもパッケージ用に作ったメルジーネのグレイグリーンをプラで再現したかったのが、今回の色換えです。
作った塗料を持っていってもらってプラの色を調合してもらったのがこの色です。

プラの色と完成品の色の微妙な違いはエナメルカラーでフィルタリングしたから。
サンドイエローはかなり明るいが彩度は低い。
この写真を参考に調合してみてね。