そもそもナッツロッカーはチャイコフスキーの作曲した「くるみ割り人形」から
その名前をもらったのが25年以上前。

ホビージャパンに掲載したときの扉のイラストにつけてもらったタイトルのスペルが
「Nutrocker」と間違っていたが、あまりにかっこいいロゴなのでずっとそのまま通してきた。

「イカレたロック野郎」という意味でそれはデザイナーのジョークだと思って
欧米でも間違いをエンジョイして
いたそうです。

今回、パッケージでは本来のスペル「Nutcracker」と記述しました。

箱はいつもの大きさなので机の上に置く場所を確保するのが
むずかしい。
ちょっと整頓しなきゃなあ。

パッケージはハセガワ様専務自らのデザイン
レイアウトも抜群です。

完成後のキットが収納できるサイズの箱なので
深さもたっぷりだ。

デカールもたくさんの機体番号をいれてもらいました。
塗装カードに入らなかった塗装例のデカールは好きに使ってもらうのもいいし
あとでハセガワ様のホームページにアップしてもらう予定の追加分塗装図を
参考にするのもいいでしょう。

今回、このキットで特筆すべきは夢の凸ラインを入れてもらった事。

もちろん金型にダイレクトに彫るので最近の模型では
見ることがなくなったいにしえの技。

近年、飛行機模型はパネルの表現を凹ラインにするので実感がなくなって
ブロックのようでちょっといやだった。

ハセガワ様に今回、無理にお願いして入れてもらったラインがこれだ。


スライド型の合わせラインではないので削り落とさないようにね。

そしてもう一つはパネルのうねりをヒケで表現する技。
裏にリブを入れて無理矢理ヒケをつくってもらった。
まだまだ表のラインとの整合性が出ていない部分もあるが、
研究中なので期待できる表現ですね。

この先、飛行機のキットにも表面がベコベコした
表現を入れてもらえる日がくるかもしれない。

では実際ナッツを作ってみよう